アーヘンから30kmケルンからも30kmいくらか北の方角に リン二ッヒという小さな街がある。 ガラス美術館はあちこちにたくさんあるけれど 充実したガラス美術館はなかなか無い。 郷土資料館とか博物館のようなものになってしまいがちである。 その中で リン二ッヒのガラス美術館は小さいながら必見である。 昔の製粉工場を改造したもので 中世の古いものはもちろんの事だが 現代の作品のコレクションが 揃っている。 時代を追ってステンドグラスの展開を見る事が出来るだけでなく 最近の作家達の意欲的な展示を見ることも出来る。
ステンドグラスは建築とともにあることが多いので, あまり個展という形は取られないのが普通かもしれない。 そのなかで こういった 展覧会を見る事が出来るのは面白い。
私が行った時はオトマー アルトの個展だった 彼はもともと版画家で陶器も扱う 今回はステンドと陶器を組み合わせた作品なども あった。 極彩色で彼の版画作品そのものと言った感じがする。
ハイデルベルグの聖霊教会に施工されるはずだった シュライター氏のハイデルベルガ-フェンスターと 呼ばれる作品も圧巻である。
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